特定非営利活動法人 ピアわらべ


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ピアわらべ事務局ニュース ・ 14号(令和2年9月)

発行元:特定非営利活動法人ピアわらべ 事務局

残炎の候、皆様お変わりございませんか?


 新型コロナウイルス感染症の流行に加え、暑さがつらい夏でしたが、会員の皆様はいかがお過ごしでしたか? まだまだ暑い日が続いて、秋まで遠く感じる今日この頃です。
 プールや屋内型の遊び場など、閉鎖されているところも多いようです。熱中症の心配もあるため公園遊びにも限界があり、子どもたちが安心して遊べる場が少なくなった夏でした。

 乳幼児と家族の居場所として活動している法人の3つの事業、地域子育て支援拠点こっころ、親子のフリースペース「ピア」、とぴあではいずれも密を避け、入場人数(組数)を決めて運営しています。感染予防のため、食事は取れません。
 「子どもの食が進まない」と悩む時、みんなで一緒に食べることで楽しみが増し「食べてくれた!」につながることもありますし、何より子ども同士向かい合って食べること自体、家ではできない貴重な経験ですが、今は難しい状況です。

 保育室ピア・ピアは通常運営していますが、登園、降園の際は入口で引き渡しをしています。いつもなら部屋に入って保育士と話したり、他のお子さんの様子を見たり出来ますが、今はそれもできません。

 子どもの成長に関わる大切なことが満足に提供できないことに、苛立ちと焦りを感じています。今は早く日常の運営にもどれることを願っています。

 

9月からの事業紹介


子育て相談ピアット

 新型コロナウイルス感染症対策に関連した助成金も多くなっていますが、その中の「市民公益活動緊急助成金」の受託が決まりました。「子育て相談ピアット」は保育士による個別子育て相談です。孤立した育児にならないよう、また悩みが虐待につながらないよう。リモート相談に応じていきたいと考えています。

ほめ方・叱り方練習講座

 昨年に引き続き、9月18日から5回コースで「ほめ方・叱り方練習講座」を区からの助成金で行います。ほめ方や叱り方が上手になる講座ではなく、「今より少しよくなるかも!」というゆるいコンセプトの講座です。今使っている言葉や手立てをロールプレイで見直したり、新たな視点を練習してみる楽しい講座になっています。「悩んでいるのは私だけじゃないんだな」と思ったという昨年の感想もあります。

プチ幼稚園クラブ

 区社協からの助成金で10月6日から「プチ幼稚園クラブ」を行います。例年6月から3月の活動ですが今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開始が遅れました。10月から3月にかけて12回、子ども同士の関わりに重点を置き活動します。また養育者の座談会を3回行い、幼稚園に入る前の不安や心配を話し合い、不安の軽減に努めます。

 

「スマホ育児」で大丈夫?


 こうして自宅にいる時間が長くなると、スマホ育児(スマホ子守)が進んでしまうのではないかと心配しています。持ち運びも操作も簡単で、1台で何役もこなすスマートフォンはほんの数年で私たちの生活に無くてはならない存在となりました。

 驚くことに、0才児の23%がスマートフォンに接触しているという調査結果があります。これはKDDIと大学教授が行った調査ですが、他の調査でも同様の結果が出ているということです。
 以下は2017年の内閣府の調べですが、乳幼児がスマートフォンで何をしているか養育者にアンケートを取った結果があります。
 0才児~2才児では「写真や動画を見る」が53%で、「写真や動画を撮る」が30%となっています。乳児期から最先端の情報機器を操作しているのがわかります。
 3才児~6才児になると、これに加え「ゲームをする」が34%と多くなります。また「知育アプリ」が24%と増えてきます。

 養育者は何も心配せずにスマートフォンを見せているのか、といえばそうではなく、「脳や視力、運動能力や心理的発達への悪影響」を55%、「睡眠時間や健康」を50%近くが不安に思っているのです。

 では、なぜ不安を感じながらもスマートフォンを子どもに見せるのでしょうか。
 (外で迷惑をかけたくない)電車や出先で静かにしてほしいとき、(運転中は静かにして)車で移動しているとき、家事で手が離せないとき、がベスト3の使い方です。そのほか、泣いたらスマホ、子どもの相手が面倒な時にスマホ、ということが多いように見受けられます。
 このように母親世代にスマートフォンが浸透したことや、育児で忙しい毎日の中、ついスマートフォンに頼ってしまうことで乳幼児には「最高なおもちゃ」になりつつあるのが現状です。

 乳幼児期は、目の発達にとても大事な時期ですが、子どもの視力が悪いことに大人は気付きにくいものです。スマートフォンを見ている時は瞬きをしていないこともあるようです。ブルーライトの弊害も生活リズムを崩す大きな要因として知られています。
 また、2019年日本弱視学会総会と小児眼科学会総会では、スマートフォンの過剰使用が影響して近視はもちろん内斜視*になる可能性もあると発表されました。(*片方の目の瞳が内側によって左右の視線がずれる。物を立体的に見ることが出来なくなる。)

 乳幼児期は外で遊ぶことが何より大切です。見たいものに焦点を当てることで眼球運動能力が育つといわれています。少し涼しくなったら、また涼しい時間帯に、ぜひ外遊びを楽しんでほしいものです。

 スマートフォンへの依存度が強くなると、外で遊んでいてもスマートフォンを見に母親のところに戻る、見たい動画が見られないと大騒ぎ(大泣き)して親を困らせるなどの行為も増えます。
 便利に使えた最高のおもちゃが、依存によって子どもに害を及ぼす最悪なツールになってしまう前に大人のスマートフォンの使い方にも気を付けたいものです。

 

 

 令和2年度 正賛助会員へのご登録をよろしくお願い致します。


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